前歯のガタガタと虫歯を含む全顎的な治療を行った症例｜明石の歯科（歯医者）「いぬきデンタルクリニック」

こんにちは。

いぬきデンタルクリニック院長の井貫です。

「前歯がガタガタなのに虫歯で矯正治療などは行えるの？」といったご質問をいただくことがあります。

この質問の答えとしては、しっかりと虫歯の治療を行った後に、矯正治療は可能です。

基本的に矯正治療を行う前に大きな虫歯などはしっかりと治療を行う必要があるのです。

今回は前歯がガタガタで虫歯の治療も必要であった症例を通して、『虫歯とガタガタの前歯の矯正治療を複合した治療』について解説していきます。

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前歯のガタガタと虫歯を含む全顎的な治療を行った症例

患者様は前歯の虫歯や奥歯のグラグラが気になるとのことで来院されました。

初診時の状態を、当院で精査すると多数の虫歯および、歯周病を認めました。

左上および右下の臼歯部は虫歯および、歯周病が進行していたため保存不可能と診断してインプラント、その他の虫歯の歯はセラミッククラウンによる被せ物での治療、また前歯は矯正を行った後にセラミッククラウンにて治療することとしました。

虫歯の治療を行い、全体的に仮歯に変えた状態です。

仮歯を装着し、矯正治療を行い歯を正しい位置へと動かします。

矯正治療終了後、再度歯の位置に合わせた綺麗な仮歯を装着した状態です。

この状態で歯の形態や大きさなどを最終確認していきます。

被せ物の長さや大きさなどのチェックを仮歯で確認後、最終的な被せ物をセットしました。

このように、大きな虫歯があり矯正も必要な場合には

①虫歯の治療を行う

↓

②仮歯を装着する

↓

③矯正治療を行う

↓

④最終的な仮歯を作製する

↓

⑤最終的な被せ物を装着する

以上のような手順にて治療を行うことで綺麗な被せ物を作製することが可能です。

年代・性別	60代男性
主訴	虫歯が気になる。全体的に綺麗に治したい。
治療内容	矯正治療、前歯部のセラミッククラウン
費用	¥130,000×4（税別）＋¥300,000（税別）
期間	1年6ヶ月
リスク・副作用	しっかりとした診査診断ができていないと正しい治療効果が得られないことがあります。