予防歯科

将来の歯の健康は定期検診で守れます

これからの歯の健康は定期検診で守れます

虫歯や歯周病を自己流のセルフケアだけで守れる人は極めて稀です。そもそもセルフケアだけでは取り除けない汚れがあるため、虫歯や歯周病の予防を徹底するのであればプロフェッショナルケアが欠かせません。日本人の成人の約8割が歯周病にかかっている現実からも、定期検診・メンテナンスの重要性は明らかです。将来の歯・お口の健康のためにも、予防診療を積極的に受けていきましょう。

かけがえのない天然歯を残すために

歯は加齢でなくなるものではありません

歯は加齢でなくなるものではありません

私たちの身体は、加齢に伴ってさまざまな機能が低下していきます。歯の本数が減っていくのも老化現象のひとつと思われがちですが、必ずしもそれは正しい考え方ではありません。予防歯科に取り組んでいる人の割合が70%近いスウェーデンでは、80歳の時の残存歯数が20本を超えています。一方、予防歯科に通っている割合が25%程度の日本は、残存歯数が15本程度となっています。つまり、私たちの歯は加齢とともになくなっていくのではなく、適切なケアを怠ることによって1本、また1本と失っていくものなのです。

歯を失う原因の7割以上が虫歯・歯周病です

歯を失う原因の7割以上が虫歯・歯周病です

日本人が歯を失う原因の第一位は歯周病、第二位は虫歯で、それらを併せると74%にも達します。そして、虫歯や歯周病は、定期検診・メンテナンスを受診することによって予防することが可能な病気となっています。

いぬきデンタルクリニックでは、予防のプロフェッショナルである歯科医衛生士がお一人おひとりに適切な予防ケア方法を提案させていただきます。過去に虫歯や歯周病にかかったことがある方には、再発のリスクを抑えるために、生活習慣から改善していただくようアプローチいたします。虫歯・歯周病になった根本的な原因を私たちと一緒に考えていきましょう。

予防のためのプロフェッショナルケア・セルフケア

お口の病気を予防するためには、歯科衛生士が行う「プロフェッショナルケア」と患者さまがご自宅で行う「セルフケア」の2つを両立させなければなりません。どちらか片方が欠けても予防効果は大きく低下します。虫歯・歯周病予防を徹底するためにも、歯科医院でのケアとご自宅でのケアの両方を継続していきましょう。

担当衛生士制による予防管理

MTMと担当衛生士制による予防管理

当院では患者さまお一人おひとりに担当する歯科衛生士が決まっております。予防と言いましても、虫歯のリスクが高い方、歯周病のリスクが高い方、インプラント治療を行った方など患者さまそれぞれにあった予防プログラムを組むことが必要です。歯科衛生士を担当性にすることで、患者さまお一人おひとりに最適な予防プログラムを立案し、少しでも患者さまの不安をとりのぞけるように心がけております。また歯科衛生士を担当制にすることで、患者さまのお口の中の異変も早期に発見することが可能となります。私たちと二人三脚でお口の健康維持・増進に努めましょう。

当院のプロフェッショナルケア
PMTC(歯科衛生士による歯のクリーニング)

PMTC(専門家による歯のクリーニング)

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科衛生士が特殊な機器を使って行う歯のクリーニングです。歯垢(プラーク)はもちろんのこと、歯ブラシによるブラッシングでは落とせないバイオフィルムやステインまできれいに取り除くことができます。歯茎が適度に刺激を受けることから“気持ちが良い”と感じる方も少なくありません。施術後は歯面がツルツルになり、汚れの再付着も起こりにくくなります。

  • PMTCの流れ

① 歯垢染色液によるプラークチェック
② フッ素入りペーストの塗布
③ 歯のクリーニング
④ 歯面の研磨(仕上げ磨き)
⑤ フッ素塗布による歯質の強化

スケーリング

スケーリング

歯垢が石灰化して石のように硬くなった歯石(しせき)を取り除く処置です。スケーラーと呼ばれる専用の器具を使って削り落していきます。

口腔内検査

口腔内検査

お口の中の状態を肉眼でチェックします。特に歯肉の状態、虫歯が有無などをチェックしていきます。

ブラッシング指導

ブラッシング指導

歯垢染め出し液による結果を踏まえて、患者さまに最適なブラッシング法をご提案します。
その他、フッ素塗布やシーラント充填なども行っております。

ご自宅で行っていただくセルフケア
歯磨き

歯磨きは、虫歯・歯周病を予防する上で最も重要であり、セルフケアの中心でもあります。ブラッシング指導で学んだ方法を毎日の歯磨きで実践してください。歯磨きをする回数やタイミング、使用する歯ブラシなどは、担当の歯科衛生士がわかりやすアドバイスいたします。

【POINT】
歯ブラシは消耗品です。使用していく中で毛先が乱れたり、細菌が繁殖したりします。1ヶ月に1回くらいの頻度で交換するのが適切です。

フッ素入り歯磨き剤

歯磨き剤は、フッ素が配合されたものを使用しましょう。歯質の強化につながります。

フロス・歯間ブラシ

歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシでなければ落とせません。これらの使用方法は、定期検診でアドバイスさせていただきます。

マウスウォッシュ(洗口液)

殺菌効果が期待できるマウスウォッシュも必要に応じて使用しましょう。出先で歯磨きできない時や就寝前に使用することで、虫歯・歯周病リスクを抑えることができます。なしにしてください。