『オールオン4は本当に100万円でできるのでしょうか?費用が高額と聞いて不安です…』

オールオン4とは、歯をほとんど失った方に対して行う全顎的なインプラント4本で行う治療の一つです。口腔内の状態によっては術後すぐに仮歯を装着して噛む機能や見た目をすぐに回復できることもあります。そのため、短期間でしっかり噛めるようになりたい方にとって大きなメリットのある治療です。

一方で、『100万円でできると思っていたのに追加費用がかかった』『想像以上に高額だった』といった声をお聞きすることもあります。当院でも、他院で提示された費用や治療内容についてのご相談を受けることがあります。

そこでこのページでは、兵庫県明石市で多くのインプラント治療を行っている当院が、オールオン4の費用相場や「オールオン4の100万円前後の治療プラン」の実態、代替治療の選択肢について詳しくご説明します。

オールオン4を検討しているけれど「100万円でできるのか不安」「費用で後悔したくない」という方は、ぜひこのページをご覧いただき、参考にしていただければ幸いです。兵庫県明石市のいぬきデンタルクリニックでは、オールオン4やオールオン6、インプラントオーバーデンチャーなど、歯を大きく失った方に向けた治療を行っております。オールオン4治療をお考えの方は、まずは一度当院にご相談ください。

オールオン4は100万円でできるのか?

オールオン4は100万円でできるのか?

オールオン4とは、4本のインプラントで片顎全ての歯を作製する治療法です。広告などで「100万円から」といった表現を見かけることがまれにあります。他院のことを全て知っているわけではありませんが、実際にはその金額で全ての治療を行えるわけではない場合が多いと考えられます。私の知る限りでは多くの歯科医院では片顎あたり200万円以上が一般的な水準であり、100万円という金額は通常の相場から大きく外れているのです。

基本的には歯科治療は歯科医師以外にも歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手など多くのコメディカルの方々が治療に参加することで可能となります。このため、一見100万円と聞くと非常に高額な治療費と思われますが、人件費だけでも一人の患者様を治療するのに複数人分の費用がかかるのです。

また患者様の大半が原価としての費用がかかる部分がインプラントの材料代と考えられていることが多いですが、実際には1番費用がかかるのが技工士さんにお支払いする技工代の方が高いことが多々あります。

このためなかなか100万円といった金額でインプラント4本を使用して歯を多数作製することは、経営面から考えても難しいのが現実だと考えられます。

では、なぜ「100万円」という数字が提示されるのでしょうか。その背景には、仮歯のみを対象とした費用、税抜き表記、あるいは抜歯や骨造成、静脈内鎮静(点滴で眠たくなる薬を投与し、リラックスした状態で手術を受けられる方法)などのオプション的な処置を別料金として切り分けていることが少なくありません。そのため、最終的に治療を終えたときの総額が、想定より大幅に膨らむこともあるのです。

ここでは、一般的な費用相場について整理したうえで、「100万円プラン」にありがちな条件や注意点について具体的に解説していきます。費用面での誤解を避けるためにも、詳しく確認してみましょう。

一般的な費用相場と100万円の差

私の知る限りではオールオン4という治療は、上顎・下顎のどちらか一方を治療する場合でも200万円台から400万円台程度の治療費がかかることが通常だと思われます(条件によってはさらに高額になる場合もあります)。つまり上下両方を治療するとなると、総額で500万〜800万円程度になることもあると言えます。この金額には、インプラント体の本数、上部構造の素材、手術代などが含まれており、歯科医院が適切な治療を行える費用として設定されています。

一方で「100万円」という数字は、こうした相場から大きくかけ離れています。100万円台で提示されるケースの多くは、実際には仮歯のみの費用や、インプラント埋入の手術代のみのプランである場合もあり得ます。そのため、広告や初期見積もりで「100万円から」と書かれていても、最終的に必要な処置をすべて行うと、一般的な相場に近い金額になる場合もあるのではないでしょうか。

次では、「100万円プラン」でありがちな条件や注意点について、具体的に見ていきましょう。

「100万円プラン」でありがちな条件と注意点

「オールオン4が100万円で可能」とうたうプランには、私の知る限りでは全ての治療が賄われていない場合がほとんどです。例えば、治療後すぐに使用する仮歯の費用だけを提示している、インプラント体の埋入(手術代)のみを指しているケースなどが代表的です。この場合、最終的に必要となる上部構造(本歯)の費用や再診療などは別途発生し、総額が異なる場合があります。また、骨造成、静脈内鎮静、最終補綴(入れ歯やかぶせ物などで歯の機能を回復する処置)といった処置が別料金となっていることも多く見られます。こうした処置は最終的な治療結果や補綴装置の長期予後などに影響するため、費用が追加されるからといって省略できるものではないと言えます。

また、表示されている金額が「税込」か「税別」なのかにも注意が必要です。税込で換算すると実際にはさらに高額となり、見かけ上の費用より負担が大きくなります。さらに、保証が一切含まれないプランもあり、治療後のトラブルの際には再度治療費用がかかるなどの可能性もあります。このため私の知る「100万円プラン」は、広告上は魅力的に見えても、実際には治療全体にかかる費用のごく一部を切り出した数字である場合が多いです。

次では、オールオン4の一般的な費用相場や、金額に幅が生じる理由について詳しく解説します。

オールオン4の一般的な費用相場と費用に幅が生まれる理由

オールオン4の一般的な費用相場と費用に幅が生まれる理由

オールオン4の費用は「片顎で200万円台〜400万円台」が目安とされており、上下両顎を治療する場合には500万〜800万円となることもあります。ただし、同じオールオン4であっても医院や最終補綴装置、インプラントの種類などによっても金額に幅が出るのが実情です。そのため「相場」と一口に言っても、患者様が受ける治療の条件によって実際の費用は大きく変動します。

価格に幅が生まれる理由としては、使用するインプラントのメーカーや本数、手術の術式、上部構造の素材など、多くの要素が影響しています。ここでは、まず一般的な費用相場について整理し、そのうえで治療費を左右する主な要因について詳しくご紹介していきます。費用の全体像を理解することが、後悔のない選択につながる第一歩となるのです。

費用相場(片顎/上下)

オールオン4の費用は、片顎で200万〜400万円台が一般的な相場と言えます。下顎は骨の状態が比較的良好であることが多く、上顎よりもインプラントの本数を抑えることができ、結果として費用を抑えられる場合があります。上下顎を同時に治療する場合には、合計で400万〜800万円程度となることもあります。場合によっては、上下顎の治療は片顎の2倍以上になるケースが多いです。これは多くの場合、下顎と比較すると上顎の方がインプラントの必要本数が多い・骨造成が必要となる場合が多いなどといった理由より下顎だけの治療費用よりも高額となる場合があるためです。このように片顎か上下顎かによって費用は大きく異なります。オールオン4を検討する際には、自分が必要とする治療の範囲を理解し、その上で見積もりを比較することが重要です。

次では、さらに詳しく費用を左右する主な要因についてご説明します。

費用を左右する主な要因

オールオン4の費用は一律ではなく、いくつかの要素によって大きく変動します。まず大きく異なる点としては、埋入するインプラントの本数、インプラントのメーカーです。一般的にはオールオン4とはインプラント4本での治療を行います。しかし、患者様の口腔内の状態、主治医の判断などにより5本以上が必要になる場合があります。このような場合には、その分費用が加算されることがほとんどです。また、世界的に信頼性の高いメーカーを選ぶと、コストも相応に上がる傾向になります。

次に影響するのが、手術の術式です。抜歯即時インプラントや骨造成を伴うケースでは手技が複雑になり、追加費用が発生します。さらに、上部構造に使用する材料も重要なポイントです。アクリリックレジンやハイブリッドセラミックは比較的安価ですが、ジルコニアなどは耐久性も高く、審美性もいい反面、費用は高額になります。

そのほか、医院によっては保証期間などでも費用に違いを持たせている場合もあります。このように、費用の内訳には多くの要因が関わっており、相場の幅を理解するにはそれぞれの条件を正しく把握することが不可欠なのです。

見積書で”含まれているもの/いないもの”を見抜く

見積書で"含まれているもの/いないもの"を見抜く

オールオン4の治療費を検討する際に重要なのが、見積書の内容を正しく理解することです。広告などで提示されている金額が「手術費用のみ」「仮歯のみ」など、全ての治療費用が含まれていない場合があります。そのため、最終的な総額がどの程度になるのかを把握しておく必要があるのです。

特に注意すべきは、見積書に「含まれているもの」と「別料金となるもの」の違いです。CT検査や静脈内鎮静、仮歯、上部構造の素材費用、インプラント本数やメーカー、保証や修理対応、再診療などは、医院によって扱いが大きく異なります。これらが総額に含まれていなければ、後から追加費用が発生する可能性があります。

ここでは、見積もりで必ず確認すべき主な項目を整理するとともに、素材ごとの価格帯や耐久性の違いについても詳しく解説します。事前に正しい知識を持っておくことで、費用に関する不安や誤解を避け、納得感のある治療選びにつなげることができるでしょう。

見積もりで確認すべき主な項目

オールオン4の費用を判断するうえで、見積もりにどのような項目が含まれているかを確認することは極めて重要です。たとえ提示額が低く見えても、必要な処置や補綴物が別料金になっていれば、最終的な総額は大きく変わってしまいます。

まず注目すべきは、診査・診断関連です。CT検査や模型製作、治療計画立案にかかる費用が含まれているかを確認しましょう。次に、外科処置の範囲です。骨造成、静脈内鎮静といった項目が別料金扱いとなっていないかは大切なポイントです。

さらに、補綴関連として仮歯の費用、最終的な上部構造の費用(アクリリックレジン、ハイブリッドセラミック、ジルコニアなど)、修理や再診療の料金も確認する必要があります。また、使用するインプラントの本数やメーカー、保証の有無や期間についても明記されているか確認しましょう。

これらの要素を一つひとつチェックすることで、「想定していた費用と大きく違った」という後悔を避けることができます。次では、特に費用に直結する素材ごとの価格帯と耐久性の違いについて詳しく解説します。

素材ごとの価格帯と耐久性

オールオン4の費用を大きく左右する要素のひとつが、最終的な上部構造に使用する材料です。仮歯の段階では費用を抑えられても、長期的に使う材料をどの素材にするかによって、総額は大きく変化します。

比較的安価なのは仮歯にも使用されるアクリリックレジンで、簡単に説明するとプラスチックになります。このため、欠けたりした場合でも材料を盛り足すなどの修理を行いやすいという利点があります。しかし、摩耗や変色が早く、耐久性に劣るのが難点です。さらにはプラークの付着なども起こりやすいため、術後の歯周病などのリスクも高いと言えます。当院では基本的にはこの素材に関しては仮歯としてしか使用しておりません。

次にハイブリッドセラミックという、プラスチックにセラミックを混ぜた素材は、見た目はアクリリックレジンより自然でかつある程度の強度を兼ね備えている材料です。こちらは費用も中程度に収まりますが、やはり長期的な耐久性などを考慮するとジルコニアにはおよびません。

一般的にはオールオン4の最終的な補綴物は当院ではジルコニアを使用しております。強度・耐摩耗性・審美性に優れており、長期的な予後が期待できます。しかし、費用は高額になります。

このように材料選びは、初期費用だけでなく長期的な予後にも直結します。患者様の費用を抑えたい気持ちは当然理解できます。しかし、治療後の長期的な予後まで考慮して材料などの選択を行う必要性があると言えます。

「安すぎるオールオン4」を選ぶ際の注意点

「安すぎるオールオン4」を選ぶ際の注意点

オールオン4は高度な技術が求められる治療法であり、一般的には片顎200万円以上の費用がかかることがほとんどです。そのため、広告やウェブサイトで「100万円」や「破格の低料金」といったプランを目にすると患者様としては大変魅力的に感じるかもしれません。ここでは、低価格なプランで特に注意すべき条件や広告表現を整理し、さらに素材やメーカー、術式の必要性などについて詳しくご説明します。費用面だけで判断せず、治療の質と将来の安心感を踏まえて検討することが大切です。

要注意の費用条件や広告表現

先述した通り、全てではありませんが「オールオン4が100万円から」といった広告には、患者様にとって誤解を招きやすい条件が含まれていることがあります。表示されている金額が「仮歯のみ」の費用であったり、最終的な上部構造が別料金になっているような場合です。治療を完了するためには追加で数十万〜百万円単位の費用が必要となり、結局は一般的な相場と変わらない結果になる場合もありえるのではないかと思われます。

また、金額が税別表記である場合、消費税の分、費用は上がります。また医院によっては保証によって費用が異なる場合があります。万が一トラブルがあった際には追加の治療費用が発生する場合があり得ます。

広告の見せ方にも特徴があり、「〇〇円〜」という表記は最低条件のみを示していることが多く、実際の治療には該当しない場合もあります。

材料・メーカー・術式

オールオン4の費用は、使用する材料やインプラントメーカー、そして術式によっても大きく左右されます。まず、上部構造の材料は見た目や耐久性に直結する要素です。アクリリックレジンやハイブリッドセラミックは比較的安価になる場合が多いですが、摩耗や変色しやすいといったデメリットもあります。また強度的にもジルコニアなどと比較すると低いといった点もあります。このため長期的にみると、上部構造の修理が必要になるなどの可能性があります。一方ジルコニアなどは高額になりますが、色調の調和、安定性、強度などメリットが多々あります。

インプラントメーカーも治療を行う歯科医院を決定する上では重要な基準になると言えます。世界的に信頼されるメーカーの製品は論文データなどが豊富であり、長期的な予後、適応症などが確立している場合が多いです。多くの場合、このようなメーカーの場合は材料コストは高めですが、インプラントのパーツの入手のしやすさ、メーカーのアフターケアが充実しているため、術後のトラブルにも歯科医院が対応しやすいことが多いです。逆に主要ではないメーカーの場合、トラブルが生じた際の、インプラントパーツやメーカーのアフターケアが充実しておらず、治療を行った歯科医院以外で対応できない場合などもあり得ます。

また場合によってメーカー自体がなくなってしまっており、どこのインプラントメーカーかすら分からない場合などもあります。

多くの場合には主要メーカーのインプラントを使用する方が、材料コストが上がるため、費用が上がることがほとんどです。

さらに、術式によっても費用が大きく変化します。例としては骨造成などを行った場合には、費用が大きく上がることがほとんどです。これは患者様の骨の残存量などに左右されるため、実際に検査を行い骨の残存量などをしっかりと診断する必要があります。

このように、材料・メーカー・術式はすべて費用と直結します。しかし、費用だけにとらわれず、長期的な予後、インプラント治療後のトラブルへの対処のしやすさなどを見据えて治療を選択することが大切です。

こういった要素を加味して考えると、やはりオールオン4の治療は最低でも片顎200万円以上かかるのが妥当であり、100万円前後での治療は現実的ではないと言わざるを得ないでしょう。

100万円で全顎的な機能回復を目指すなら?

100万円で全顎的な機能回復を目指すなら?

オールオン4を100万円で行うことは、実際にはかなり難しいのが現実です。インプラント本体の費用だけでなく、CT撮影や診断、外科処置、仮歯・最終補綴装置、さらに高度な技工工程まで必要になるため、一定以上の治療費がかかります。特に骨造成などの追加処置が必要な場合は、さらに費用が増加するケースも少なくありません。

しかし一方で、「できるだけ費用を抑えながら、しっかり噛める状態を目指したい」という患者様の希望に対して、現実的な代替治療の選択肢は存在します。その代表的な方法が、インプラントオーバーデンチャーや自費の総入れ歯です。

インプラントオーバーデンチャーは、2〜4本程度のインプラントを利用して入れ歯を安定させる治療法で、通常の総入れ歯と比較して外れにくく、噛みやすさの改善が期待できます。オールオン4ほど固定性は高くありませんが、費用や外科的負担を抑えながら機能回復を目指せるため、現実的な選択肢となることがあります。

また、自費の総入れ歯(金属床義歯など)は、保険診療の義歯に比べて精密性や装着感、見た目に優れており、「しっかり調整された入れ歯」で生活の質が大きく改善するケースもあります。実際には、一度義歯で口腔機能を回復した後、さらにしっかりと噛みたいといった要望に応じて、インプラント治療へ段階的に移行していく患者様も少なからずいらっしゃいます。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーは、少数のインプラントを支えとして総入れ歯を安定させる治療法です。通常の総入れ歯は、顎の骨の吸収や粘膜の状態によって「外れやすい」「噛みにくい」といった問題が生じることがありますが、2〜4本程度のインプラントを利用して義歯を固定することで、安定性や噛む力(咀嚼機能)の改善が期待できます。

費用は口腔内の状態や使用するインプラントの本数によって異なりますが、一般的には100万円前後〜150万円程度で対応可能なケースも多く、オールオン4と比較すると費用を大きく抑えやすい点が特徴です。また、義歯は取り外し式であるため、日常的な清掃やメンテナンスがしやすく、衛生管理を行いやすいこともメリットの一つです。

一方で、固定式のオールオン4と比較すると、噛む力や装着感の面では差があるのも事実です。しかし、「できるだけ費用を抑えたい」「通常の入れ歯よりもしっかり安定させたい」と考える方にとっては、現実的かつ満足度の高い選択肢となる場合があります。

特に、まずはインプラントオーバーデンチャーで機能回復を行い、将来的な治療の選択肢を残しておくという考え方も、近年では一般的になりつつあります。

自費の総入れ歯(金属床義歯など)

自費で製作する総入れ歯は、保険診療の入れ歯と比較して、使用する素材や製作工程に大きな違いがあります。代表的なものが「金属床義歯」で、床部分にチタンやコバルトクロムなどの金属を使用することで、薄くても高い強度を確保でき、装着時の違和感を軽減しやすいのが特徴です。また、熱伝導性にも優れているため、食事の温度を感じやすく、より自然な感覚につながるといったメリットがあります。

費用の目安は、おおよそ50万円〜100万円程度です。オールオン4と比較すると費用を大きく抑えながらも、見た目や装着感、噛みやすさの改善を期待できる点は大きなメリットといえます。さらに、自費の総入れ歯では、精密な型取りや噛み合わせの調整、歯並びや口元のバランスまで細かく設計するため、保険の入れ歯よりもフィット感や耐久性に優れるケースが多くあります。

一方で、インプラントによる固定源がないため、咀嚼力や安定性の面では、オールオン4やインプラントオーバーデンチャーには及びません。硬いものをしっかり噛みたい方や、より強い固定感を求める方には、物足りなさを感じる場合もあります。

しかし、「まずは費用を抑えながら、見た目や入れ歯の快適性を改善したい」「できるだけ自然な入れ歯を作りたい」と考える方にとって、自費の総入れ歯は現実的で有効な選択肢の一つといえるでしょう。

200万円台・300万円台の現実的なプラン

200万円台・300万円台の現実的なプラン

オールオン4を100万円で行うことは現実的には難しい一方で、実際の臨床では、200万円台〜300万円台の治療プランを選択される患者様が多いのが現状です。もちろん症例の難易度や骨の状態、使用するインプラントメーカー、上部構造の材料などによって費用は変動しますが、この価格帯になると「費用」と「機能性・耐久性」のバランスを考えた際に、比較的現実的な選択肢といえるでしょう。

特にオールオン4は、単にインプラントを埋入するだけでなく、診断用CT、外科処置、仮歯、最終補綴装置、咬合設計、技工工程、さらには長期的なメンテナンスまで含めて考える必要があります。そのため、価格だけではなく、「どのような治療内容が含まれているのか」を確認することが非常に重要です。

ここでは、200万円台と300万円台、それぞれのオールオン4治療について、費用の違いだけでなく、治療内容や特徴も含めて整理していきます。ご自身が「何を重視したいのか」を考えながら、適した治療プランを検討する際の参考になれば幸いです。

200万円台のプラン例

200万円台のオールオン4は、「4本のインプラント」で全顎を支えるという、オールオン4本来のコンセプトに沿った比較的シンプルな治療プランであることが多いです。特に、骨量が比較的十分にあり、骨造成などの追加外科処置を必要としない症例では、インプラントを4本で計画的に埋入できるため、治療費を200万円台に抑えやすくなります。

多くの場合この価格帯では、上部構造にアクリリックレジンやハイブリッドレジンを使用するケースが多く、費用を抑えながらも、日常生活に必要な噛む力(咀嚼機能)や審美性を確保できると言えます。特に、「まずはしっかり噛める状態を取り戻したい」という方にとっては、現実的な選択肢となるでしょう。

一方で、200万円台のオールオン4は、あくまで”最低限の機能回復”を重視したプランである場合も少なくありません。たとえば、インプラント本数を追加せず4本で設計することや、上部構造の材料選択を限定することで費用を抑えているケースがあります。また、保証期間が比較的短めであったり、長期的な修理・再製作が別費用となる場合もあるため、治療後のサポート内容については事前確認が重要です。

さらに、症例によっては4本のみで長期安定性を確保するために、噛み合わせや骨条件に一定の制限が求められることもあります。そのため、「とにかく安くオールオン4を行う」というよりも、”必要最低限の条件で全顎的な機能回復を実現するプラン”として理解することが大切です。

つまり、200万円台のオールオン4は、「インプラント4本による全顎的機能回復」を、できる限り費用を抑えながら実現する現実的なプランといえます。一方で、審美性や耐久性、長期保証まで含めて重視したい場合には、300万円台以上のプランが選択されることも少なくありません。

次では、より審美性や耐久性、長期安定性を重視した300万円台のオールオン4プランについてご紹介します。

300万円台のプラン例

300万円台のオールオン4は、機能回復だけでなく、審美性や耐久性、長期的な安定性まで重視した”標準的なオールオン4治療”として選択されることが多い価格帯です。実際の臨床でも、この価格帯を一つの基準として設定している医院は少なくありません。

この価格帯では、「4本のインプラント」で全顎を支えるという、オールオン4本来のコンセプトをベースにしながら、より精度や耐久性に配慮した治療が行われます。上部構造にはジルコニアなどが使用されることが多く、200万円台のプランと比較すると、見た目の自然さや耐久性、噛み心地の向上が期待できます。

さらに、保証制度やメンテナンス体制が比較的充実している点も、この価格帯の特徴です。

一方で、骨造成が必要な場合、インプラント本数を6本に増やすオールオン6に近い設計を行う場合には、費用が400万円台以上になることもあります。特に、長期安定性を重視した設計や難症例への対応では、追加費用が発生するケースも少なくありません。

つまり、300万円台のオールオン4は、「4本のインプラントによる全顎的機能回復」をベースにしながら、治療精度や長期安定性、術後サポートまでを含めて、バランス良く考えられた標準的な治療プランといえるでしょう。

まとめ:オールオン4は100万円では難しいが選択肢はある

まとめ:オールオン4は100万円では難しいが選択肢はある

オールオン4を100万円で行うことは、現実的には非常に難しいのが実情です。一般的な費用相場は、片顎で200万円台〜300万円台、上下顎では400万円以上となるケースが多く、100万円という価格設定は、治療全体ではなく「仮歯のみ」「インプラント埋入のみ」など、一部の治療過程のみを示している場合も少なくありません。実際には、最終的な上部構造や追加処置、保証期間などが加わり、総額は一般的な相場に近づいていくことがほとんどです。

一方で、「100万円前後の予算で、できる限りしっかり噛める状態を目指したい」という場合には、現実的な代替治療の選択肢も存在します。たとえば、少数のインプラントで義歯を安定させるインプラントオーバーデンチャーや、自費の総入れ歯(金属床義歯など)によって、装着感や見た目、噛む力(咀嚼機能)を改善する方法です。

また、まずは総入れ歯によって機能回復を行い、将来的にインプラントオーバーデンチャーやオールオン4へ移行していく「段階的治療」という考え方もあります。一度に大きな費用負担をかけず、口腔内の状態やライフスタイルに合わせて治療を進められる点は、大きなメリットといえるでしょう。

最終的に重要なのは、「どれだけ安くできるか」だけではなく、「長期的に快適に使えるか」「将来的なトラブルや再治療まで見据えられているか」という視点です。特に全顎的な治療は、見た目だけでなく、噛み合わせやメンテナンス性、長期安定性まで含めて総合的に考える必要があります。そのため、価格だけで判断するのではなく、治療内容や保証、メンテナンス体制について十分な説明を受けたうえで選択することが大切です。

兵庫県明石市のいぬきデンタルクリニックでは、オールオン4をはじめ、インプラントオーバーデンチャーや精密な総入れ歯など、患者様のご希望やご予算に合わせた幅広い治療選択肢をご提案しています。全顎的な機能回復をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。

監修者情報

歯科医師(院長) 井貫 幸一

歯科医師(院長) 井貫 幸一
  • 2013年 東北大学歯学部卒業 歯科医師免許取得
  • 2022年 いぬきデンタルクリニック 開業

患者さまの生涯にわたりお口の健康を維持し、笑顔あふれる生活をサポートできればと考えております。
お口のことでお悩みの方もそうでない方も是非一度お気軽にご相談ください。

院長紹介はこちら>>

CLINIC

医院紹介

〒673-0041
兵庫県明石市西明石南町2丁目13-18
ユタカ西明石南町ビル2F

JR神戸線「西明石」駅南出口徒歩0分 | 提携駐車場あり

calenda